[2]1回目の入院
入院初日 ---- 大人になって初めての入院


5月26日、入院初日。

入院の準備は実は朝から始まっているのであった。と言ってもそんなに大したことではなくって、朝ごはんがエニマクリンお粥とお吸い物、昼ごはんがエニマクリンスープ、とエニマクリン漬けになるわけである。グリコが作っているだけあって、さして不味くはない。でも、さすがにおいしくも無い。

ちなみにエニマクリン食と言うのは大腸検査などで腸を空っぽにするときに食べる検査食で、ようするに食べてもウンチになりにくいものである。

で、いよいよ入院だけど、ちゃんと2時までに入院の手続きをして、早速ベッドで病衣(浴衣みたいなもの)に着替えてすっかり病人らしくなった。パンツ一丁に病衣だけだけど、病室の中は常に26度に保たれているから寒くも暑くもなく、ちょうどいい。しばらくしていろんな説明を受けて、問診を受けた。不思議なことに家族構成なんかも聞かれたんだけど、何に必要なんだろう???

またしばらくすると見慣れない先生がひょいと顔を見せたと思うと、「明日、午後だよね!」と言ったかと思ったら去っていってしまった。C先生との初対面。どうやらC先生が執刀してくださるようだ。またしばらくすると今度は前田院長直々に回診に来た!! 「明日だね!」と豪快に声を掛けてくれたと思ったらまた去っていってしまった。この病院の先生方の患者へのケアは手厚いと言うか、何と言うか・・・

ちなみに、今回が大人になって初めての入院。小学生低学年の時に1回入院しているけど、まだそのときは事態を十分把握していなかったから、あまり深刻には受け止めてはいなかったように思う。でも、大人になるといろいろと考えちゃうから困る。周りは病人だらけで(これは当たり前)、近くの病室には人工呼吸器+心電図モニターが稼動している病室もあるし。普段気にとめていない健康、病気、障害、制限、生死・・・ そんなことをいろいろと考えてしまう。普段考えないからこそ、入院はそういうことを見つめなおすいい機会なのかもしれないけど。

さて、病室なんだけど、前田病院は保険のきく多人数(4人)部屋は少ない。今回はその部屋を取れなかったから、二人部屋にした。それでも一泊1万円!!。個室なんて一番安くても一泊3万円 (@_@) 近くのニューオータニに泊まったほうがいいじゃん、なんて冗談も出るほど。

前田病院の数少ない難点のひとつは個室が高い、ってところかな。
でも、全ベッドに専用電話(専用内線番号!!)、冷蔵庫、テレビが標準装備で、テレビは見放題。これは非常に良い!

で、この二人部屋だけど、2つベッドがカーテンで仕切られているとはいえ、腕を思い切り伸ばせば届いちゃうような距離にある。で、相手の気配がビンビンに伝わってくる。もう少し人数がいればそれはそれで違ってくるけど、部屋に二人しかいないと結構つらい。それでもこの二人部屋は良い点もあって、痔患者専用の部屋らしく、専用のトイレ+お風呂付で、お尻を洗う専用の設備までついている。これはなかなかすばらしい。

ルームメイトは悪い人じゃないんだけど、おしゃべりで、よく大きなため息をつく。これがまた心理的プレッシャーを与えてくれる。その人は内痔核(イボ痔)らしくて、入院10日を過ぎていたから、入院生活にも飽き飽きしていたのだろう。その人はとってもよくしてくれて、いろいろなことを教えてくれたけど、ちょっとうっとーしかったかな。二人部屋は相手の人との相性がポイントとなるから難しいね。

さてさて、入院してすぐにいろいろとイベントがある。心電図とレントゲンをとるのである。まあ、これらは大したこと無いので無難にこなして、後は晩御飯なんだけど、またまたエニマクリンスープ (−_|||) そろそろエニマクリンが鼻についてくるころ。

隣の人の迷惑もあるから、おとなしくテレビをのんびりと見ていたんだけど、これまでのところとっても平穏な時間が過ぎている。これがそのまま寝る前まで続いたんだけど、消灯時間のちょっと前に看護婦さんがなにやら大きいペットボトルを持ってきた。「第一の試練ですからね〜、頑張って下さい〜」と励まし(?)のお言葉を頂いた。ペットボトルの正体は2リットルの下剤であり、これを明日の朝飲んでお腹を空っぽにするらしい。

「冷やしておくと幾分飲みやすいので、冷やしておきますね〜〜」と冷蔵庫に入れてくれたのだが、飲みやすくなると言うことは、基本的に飲みにくいものなのか??? その真相は翌日(嫌と言うほど強烈に)明らかになるわけだが。。。